ルクセンブルクでは、コロナウィルス対策の外出制限が4月20日から段階的に解除されていますが、まだまだ以前のようにとは行きません。7週間に及ぶ「ステイ・ホーム」生活は人々に心境の変化をもたらしています。Haag-松村さんからのレポート第5弾です。

レポーター:

ルクセンブルク在住20年

Haag-松村 友里江さん

 

『ルクセンブルクは違反者には罰金も伴う厳しい外出制限が始まって、7週目に突入です。

最初の週は、急な生活の変化に驚きました。緊急事態宣言3日後には、地域の公園にも立ち入り禁止の立て札とテープでのバリアが張られ、遊具からの感染を防ぐため公園にも入れなくなりました。

でも健康維持のための散歩やランニング、サイクリングは許されています。ルクセンブルクはサイクリングが盛んで国中に自転車道が整備されており、気軽に楽しむ人が多いです。ツールドフランスなどで活躍する人もいます。来年に延期されたオリンピックは、沖縄県石垣市がサイクリングに力を入れているご縁でルクセンブルクのホストシティになっています。

制限生活が始まり、季節も冬から春に移り変わり暖かくなってきたため、散歩道を歩く人が増えました。散歩中でも2メートルの距離は厳守です。知り合いと道で出会うと、2メートル以上離れて立ち話をして別れます。そんな僅な偶然も嬉しく思うこの頃です。

散歩道は今では健康維持に不可欠な大切な場所になっています。

制限生活の過ごし方は皆色々です。欧州人はジョークが大好きで、仕事中でもどんな時でも良く冗談を言います。今は会えない分、ジョークや面白いビデオを送りあって楽しんでいます。また制限生活の様々な情報を遣り取りし、冗談のネタにする事もあります。

私はこの生活をきっかけに、以前は敬遠していたパン作りを始めました。パン酵母を頂いたので、酵母を増やして試行錯誤しています。今は買い物に行く頻度も少ない方が良く、パンを家で手作りする家庭が増えました。スーパーでもイーストや粉類は良く売れています。

ルクセンブルクの朝ごはんは、パンにバターとジャムとコーヒー、ちょっと贅沢にチーズやハムをパンにのせて食べるシュミア(Schmier) も定番です。昼はしっかり食事して、夜はまたパンにバターとチーズとサラダで終わりと言う人も多いです。ルクセンブルクは酪農国もあり、バターは美味しいです。普段、街のパン屋さんは、夜中からパン作りを始め、一番早いお客さんは早朝6時前にお店に来ることも珍しく無く、新鮮なパンは生活に欠かせません。

私のパン作りは失敗することもありますが、酵母を育てる面白さと、生地を子供の好きなピザやお好み焼きにしたり、人参ケーキやマフィンにもなり、応用して楽しんでいます。また同じようにパンを作る友人と、互いのパンの写真を送り合うのも楽しい時間です。

余暇には、友人、家族、親戚とテレビ電話をする事が増えました。普段忙しい人でも外出制限で自宅に居るため、複数の人と同時にテレビ電話が可能な環境になっています。今回は、仕事でも在宅勤務中のため、ズーム、スカイプ、Webexなどのテレビ会議ツールを使う機会がありました。初めての物もあり、ツールが沢山あり過ぎて、いつも手探りです。毎回、「今回はうまく繋がるかな?」「うまく出来るかな?」とドキドキします。テクノロジーの有難さと共に、テクノロジーに翻弄されるプレッシャーも合わせて感じる巣ごもり生活が続いています。』

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