コロナウィルス感染拡大を受け、ルクセンブルクでは3月16日から外出制限が継続中です。カトリック教徒が大半のルクセンブルクでは復活祭(イースター)はクリスマス同様、人々が集う大切なイベントですが、今年はどのような様子だったのでしょうか?Haag-松村さんからのレポート第3弾です。

レポーター:

ルクセンブルク在住20年

Haag – 松村 友里江さん

『今年のイースターは4月12日、イースターマンデーは13日でした。

ルクセンブルクはイースターマンデーは、鳥の土笛市(Emaischen、エーマイシェン)と呼ばれるお祭りがあります。首都のルクセンブルク市と国の北西に位置するノスペルト市では、数えきれないほど様々な鳥の形の土笛(Péckvillercher、ペックフェルシャ)が屋外スタンドに並び、人びとがゆっくりと見て回り、時には試し吹きをし自分好みの土笛を買います。元々はカッコウ鳥のような形、また音色の土笛が主体でした。一つ一つが手作りなので、水を入れて吹くタイプから、普通に吹くもの、穴が数個開き音階が吹けるものなども有ります。そのお祭りでは、伝統的なフォークダンスも見ることができ、ウィンナーなどの食べ物の屋台も沢山出るため、大勢の人で賑わいます。私も土笛市に行くと、「今年もようやく春がきたなぁ。」と思います。(写真は他の年の土笛市です。)

ただ、今年はコロナウィルスのせいでこのお祭りは中止され、インターネットでの開催になりました。(https://www.emaischen.lu)ノスペルト市の土笛陶芸家が参加し、13日朝10時の開催から3時間で全ての土笛が売り切れ、とても好評だったそうです。私は出遅れて、サイトを訪れた時には既に遅し…、残念でした。

今年は、限定版でコロナにかけて、「コリナ」と言う名前のマスクの付け外しができる土笛や、イタリアに思いを寄せて、イタリア語で「希望」と言う意味の「スペロ」の名前の土笛もありました。

イースターの伝統的な習慣は、各家でゆで卵に色をつけ飾ります。

またイースター休暇中は家族や友人で賑やかな食事をしたり、市町村では、子供達のために卵探しの催しが行われるのが恒例です。

 

でも今年はその様な催しも中止され、自宅で卵の飾り作りや、家の中や庭で家族だけで卵探しをする家庭が多く、家庭内で楽しめる範囲でお祝いをしていました。

実際、イースターのあった週末は、一緒に住んでいない人が集まっている所を警察に見つかり、罰金が180件科されたそうです。ルクセンブルクは外出制限の規則を守らないと、1回につき145ユーロの罰金になります。30日以内に再犯すると2倍の罰則になります。お店やレストラン、カフェ、パブが違反する場合は4000ユーロの罰金になるそうです。厳しい罰則はありますが、自分のためのみならず、家族、友人、お互いのためと殆どの人たちが外出制限を守っています。』

Menu
閉じる