日欧間の交流に活気が戻ってきました。3月から4月にかけて、毎週2-3組のルクセンブルクからの出張者があり、目的も日本市場進出や取引拡大、技術協力、ルクセンブルクへの投資誘致など多岐にわたります。ひとつでも多くの成果につながるよう、当事務所でも支援しております。

6月7日(水)に、都内で「ルクセンブルク投資セミナー イノベーションを支える事業環境」を開催することとなりました。今回はルクセンブルクから多数の素晴らしい登壇者を迎え、リアル会場のみで開催致します。特に、ルクセンブルクのスーパーコンピューター「MELUXINA」の運用会社LuxProvideのパピアCEOと、事例紹介で登壇するハンディ3Dスキャナの世界的テクノロジー企業「Artec 3D」のユーキンCEOの講演は、開発や製造のDXに関心のある企業の方々に是非聞いていただきたい内容です。さらに、ルクセンブルクにファンドを設立した独立系VC「Double Feather Partners」の武藤CEOから、アフリカでのイノベーションに向けたルクセンブルク機関との連携について伺います。このセミナーは完全招待制ですが、本ニュースレターの購読者の方にはご参加頂けますので、詳しいお申し込み方法については当事務所ウェブサイトをご覧ください。

ルクセンブルクのテックイベント「ICT SPRING 2323」が6月29・30日に開催されます。すでに、複数の日本のスタートアップ企業に無料スタートアップブースとピッチへのお申し込みを頂いております。例年通り、イベント前日に日本企業向けのオリジナル視察プログラムをご用意すべく、現在準備を進めております。日本を含む世界9か所のルクセンブルク貿易投資事務所が募集・推薦して集まる各国のスタートアップとの出会いも楽しみです。

4月13日に大阪万博2025の起工式が開催され、大使がご出張だったこともあり、僭越ながら私が公式参加国ルクセンブルクを代表する形で参加してまいりました。万博予定地の夢洲に設けられた会場には関係者約250人が集まり、岸田総理、西村経産相、岡田万博担当大臣や吉村大阪府知事、博覧会協会の十倉会長(経団連会長)らが次々に祝辞を述べられました。公式キャラクターのミャクミャクが会場を盛り上げる中で鍬入れが行われたのち、万博テーマ事業プロデューサーから、それぞれの担当について説明がありました。起工式の会場からバスで移動する際に、今回の万博会場のシンボルとなる大屋根(リング)のモックアップを見ることができました。この大屋根は高さ12メートルで世界最大級の木造建築となるそうで、リングの屋上から万博会場全体を見渡すことが可能になります。万博開催までいよいよ2年となり、今後、準備を本格化してまいります。

今年第10回となる、女性ジャッジによるワインコンクール、「 SAKURA Japan Women’s Wine Award(サクラアワード)2023」の結果が発表され、ルクセンブルクのワイナリー、Caves Galesのクレマン「Gales Jubilee Riesling」がゴールド賞を受賞しました。Caves Gales様、インポーターのエアロ様、おめでとうございます。これをきっかけに、同社の素晴らしいクレマンに興味を持つ方が増えることを祈念しております。

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