度重なる台風で秋の到来を感じます。日本の各地で様々な被害が出ており、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。今年の夏は、ここ数年間中止が続いていた各地の夏祭りや花火大会の復活をニュースで度々目にしました。ルクセンブルクでも8月19日から9月7日に、680年の伝統を持つ移動遊園地『シューバーファウアー』が3年ぶりにフルスケールで開催されました。話題となったのは、今年2歳になられたシャルル王子が、両親であるギョーム皇太子、ステファニー同妃に手をひかれ会場を訪れ、メリーゴーランドなどを楽しんだことです。ルクセンブルク大公家のインスタグラムアカウントに微笑ましい動画が公開されています。

今年の『ICT SPRING』には、6社の日本のスタートアップが参加し、ルクセンブルクで製品・サービスを訴求したほか、ルクセンブルク政府関係者や現地企業、現地の日本コミュニティーなどと交流しました。コロナ禍で止まっていた海外との活発な往来が再開する兆しが見える今、現地での体験を共有する参加報告会をルクセンブルク大使館にて開催しました。駐日大使による挨拶、ICT SPRING 2022の紹介、さらに6社中5社に登壇頂いた出展者セッション、基調講演を行ったフィンテック協会の鬼頭理事と現地取材した藤元記者によるキーノーター&メディアセッションで構成された同イベントは、席数を超えるお申し込みを頂きました。講演終了後もスピーカーの皆様と参加者の方々のネットワーキングで大いに盛り上がり、有意義な機会でした。人数制限の関係で、ご参加頂けなかった方々には改めてお詫び申し上げます。

コロナ禍にも関わらず、日本での事業開発を着実に進めているルクセンブルクのスタートアップがいます。2020年に日本に子会社を設立したデジタルマーケティングのTalkwalker、そして日本に営業事務所を2021年に設立した産業用3DプリンターのAnisoprintです。Anisoprintは、今年11-12月に都内で開催される第10回イノベーションリーダースサミット(ILS)に出展が決まりました。ILSはアジア最大のオープンイノベーションのマッチングイベントで、日本の大手企業が数多く参加します。複合素材の3Dプリンタ技術には日本企業からの関心が高いので、良いミーティングができることを期待したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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